林業の状況
 林業は自然の力を利用して、森林から木材等を生産するほか、森林を健全に管理して社会に貢献する産業です。
 しかし、外国産木材の輸入によって何十年間も木材価格は変わらない一方、賃金は何倍にも上昇し、林業で生活できる人はわずかになりました。
植林
 木を伐った跡地に、次の時代を担う苗木を植えていく。普通は春先に1ha当たり3,000本を手で植える。
下刈
 植林した苗木の生長を邪魔する草やつるを切っていく。刈払機を使うが、草の生長の良い暑い夏に行う大変な作業。
間伐
 生長した木を適度に間引いていく。チェンソーなどで2割から4割程度伐採し、手入れの行き届いてない暗い林、不健全な林を明るい健康な林にする大切な作業。伐採した使える木は運搬して販売する。
主伐
 数十年、数百年かけて育ててきた木を伐採し、販売する。販売して得た利益は、植林や下刈り、間伐などに使う。
その他
 枝打ち(良い木を作るために枝を切る)、つる切り(木に巻き付いたつるを除くなどがある)などがある。
林業のシステム
自然を活用した循環施業です。